税理士さんの税金とあまり関係のないブログ2.0

千葉県成田市で税理士をしています。「和して同ぜず」がもっとーです。口癖は「しょーがないよね。」HP http://www.office-nemoto.jp/ ※2009年以前の記事は消してしまいました。

仕事って

こんばんは。

現在、22時30分。まだ仕事をしています。

最近は、過労死の影響やら働き方改革やらで長時間労働が叩かれがちです。

自分は子供が生まれてから、これでもだいぶ仕事時間が短くなったのですが、

「土日も大変ですね。」とか「夜遅くまで大変ですね。」とか言われることが多いです。

振り返ってみると、この業界に関わってから、

大学卒業後は、定時上がりの仕事→専門学校で勉強→帰宅して復習というのを合格するまで繰り返し、

開業後はそれこそ土日祝日関係なく仕事をしているので、

資格取得後の勤務時代が一番働いてない時期だった気がします。

 

ただ、お金をもらって仕事をしているので、長時間労働だろうと土日だろうと嫌だと思った事はあまりなく(面倒だとは思いますが)、仕事に行きたくないと思った事もありません。この辺りがサラリーマンと自営業違いだと思います。

 

自分が年を取ったからか、最近、若い人と話すと仕事に対する意識が違う気がします。なんというか熱がない人が多い。能力がないのではなく一生懸命じゃない。若さ故に周りが見えてないのは同じですが、勘違いして尖ってるわけでもなく、知らないことを恥ずかしいと思わないで淡々とした感じ。

個人的には税務署の方は公務員の中では優秀な方が多いと思うのですが、こちらも若い調査官は熱がない。言われないと動かない。日時を守らない。

 

なにをやってもそうですが、取りあえず一生懸命やってみないと向き不向きも解らないと思うのです。そのうえで嫌なら辞めれば良いし。

 

敬意

こんにちは。


車のルーフモールが外れたので、家内が車のディーラーに修理に行きました。
帰ってくると「なんか金持ちがディーラーですげー怒ってた。」と言うので、
前回も同じことを言ってたので「前にも同じ事言ってなかった?」と聞くと、
「言ってた。金持ちなのに怒るんだね。」と。
我々からすると報酬を貰えないのが一番堪えるのですが、
お金持ち相手の商売も別の苦労があるようです。

そんな話を建設関係のお客さんと話していたら、
「解ります。金持ちにはボクら現場の人間を奴隷みたいにしか思ってない人がいますよ。」。
自分からすると家を建ててくれる職人さんにそんな横柄な態度できないのですが・・・。
お金を使うことを嫌うコスパ重視な若者が増えている気がするのですが、
それと同様に金を払っているほうが偉いと考える年配の方も多くなっている気がします。

自分でできない、自分でやる時間がない、自分でやるより良いものができるから人に頼んでいるのだからどちらも対等だと思うんですが。
相手に対する敬意は持ちたいものです。

ではまた。

結局は人

こんにちは。

事務所で一人留守番です。
前回の日記も同じようなシチュエーションなので、電話番をしていると何か書きたくなるようです。

今の事務所は16年前に格安系ハウスメーカーで建てたのですが、
施主が煩そうだと思ったのか営業の方が腕の良い「○○工務店に頼もう。」と言ってくれました。
その後、色々な物件をみていて、うちの事務所の仕上がりは他のメーカーよりも良いと思います。
勿論、部材レベルの違いがあるので、価格だけで単純な比較はできませんが、
大工さんの腕は事務所を建ててくれた大工さんが抜けていると思います。

最近、ネットの広告でその工務店ハウスメーカーではない)の名前を目にしたので、
ホームページを見てみると、近年は工務店で直に受注しているようでした。
これならココに頼めば良いよなー、と思いながら眺めましたが、
事務所を建ててくれた大工さんはホームページに載っていませんでした。
となると途端にこの工務店に対する魅力がなくなりました。

考えてみると我々の仕事も同じようなもので、このサービスだから、この人だから、あまり嬉しくはありませんがこの値段だから等の理由で、仕事を委託して頂いているのだと思います。
その中でこのサービスだから、この人だからと思われる事務所が強いのだろうなと思いました。

ではまた。

留守番

こんにちは。

慢性的な人手不足で事務所で一人留守番をしています。

新しく入った人には「一人で留守番をするのが最終的な目標。」と言うのですが、
たまに勘違いされるのは「一人で留守番をする」というのは、
電話が掛かってきて「根本は今出掛けてます」と答えることではありません。
実際に今日掛かってきた電話の概要は、
①「銀行に出すから決算書を3年分印刷してほしい」
②「経理上の確認」
③「税務ではない質問」
④「税務の軽微な質問」
⑤「税務の小難しい質問」
という感じでした。
理想を言えば④くらいまでこなしてくれるのが「一人で留守番をする」なのですが、中々難しいものがあります。

実際、今日は全員不在だったのですが、私も外出したときに、
「居なかったから資料を宅配ボックスに入れといたよ〜」とか「誰も出ないから夜逃げでもしたのかと思ったよ(笑」
という感じでした。
人は居たほうが良いのでしょうが、何も解らない者が電話に出て、
話を聞くだけでも聞いたほうが良いのか、時間のあいたときに折り返すのが良いのか・・・。

いずれにしても、早く人が入って欲しいです。

交換特例とタックスプランニング

こんばんは。

高度成長期に建設された建物が老朽化して建替えを検討したり、所有していた土地が再開発計画にかかったりして相談を受けることがあります。

今回は数年前に相談を受けて、プロジェクトの初期から関わらせて頂いた案件を例に
私(税理士)が考えたことを掻い摘まんでお話したいと思います。

【概要】
・お客さんの土地に、建設会社が賃貸ビルを建てたいという話が持ち上がった。
・地権者は複数人

[考えたこと]
・収益性はあるのか
 →大規模な計画だったのでそれに見合う収益はあがるのか

・建物の所有者を誰にするか
 →地権者が建物の所有者になるのか、第三者(建設会社)との共有にするのか、持分はどうするのか

・受けられる特例の選定
 →不動産の所在地、建物の契約の内容により受けられる特例が異なるので、そのタックスプランニング

・賃貸内容確定後のタックスプランニング
 →見込み賃料と確定賃料では異なることがあるため、実際の賃料が確定したら譲渡所得と今後の不動産所得を加味してタックスプランニングを行った。今回は地権者のうち1名が比較的早い段階で交換特例を受けた場合と受けなかった場合で、納税額の逆転があったので、その地権者については特例を受けなかった。

大規模なプロジェクトでは当然ですが税理士以外にも多くの方が関わります。今回はそれぞれの専門家が協力して素晴らしい物件が完成しました。ただ、計画の初期段階で、物件所有者の収益性とタックスプランニングは最重要事項のひとつで税理士の重要な役割だと思います。
初年度の納税額を抑えるために交換特例等を適用しがちですが、その後の不動産所得を考慮するとどちらが良いかはケースバイケースです。

可能であれば、計画の初期段階から税理士に相談して欲しいと思います。


最後に、今回は直接関係ありませんが、措置法37網の5①二(既成市街地等内の中高層の買換え特例)の表です。

我が町、成田市が入っていません。
こういうのを提言するのが政治力だと思うのです。

ではまた。


※ 納税者の了承を得て記載しています。

社宅の家賃

こんにちは。

12月決算の谷間で頼まれていた社宅の家賃を計算しています。
↓参照。

https://www.nta.go.jp/taxanswer/gensen/2600.htm

マンションなどの共同住宅では共有部分も専有面積で按分する必要があるのですが、
同じ人が一棟所有しているような場合、共有部分が解らないケースもあります。

借りている物件については賃貸契約書を参考にするのですが、
その他の部屋の面積はこちらで調べるしかありません。
(不動産屋さんに聞くと解ることもあります)
最近はネットで物件の情報が残っている事が多いので検索して調べます。
今回は各階2部屋なので比較的簡単でしたが、各階の構造が違ってたりするとお手上げですね。

ではまた。