税理士さんの税金とあまり関係のないブログ2.0

千葉県成田市で税理士をしています。「和して同ぜず」がもっとーです。口癖は「しょーがないよね。」HP http://www.office-nemoto.jp/ ※2009年以前の記事は消してしまいました。

ステークホルダー

こんにちは。

それが言いたいだけでブログ書いてます。

他士業の先生からお仕事を紹介して頂けることがあるのですが、

その際、税理士の視点からすると「?」と思うことがたまにあります。

例えば、遺産分割と登記まで終わって相続税の申告だけ頼まれたときに、

この財産をこっちの相続人が取得すれば税額が安くなったのに、とか、

2次相続を考えるとこうしたほうが良かったのに、とか思うことがあります。

円満に分割まで終わっていれば、それを言っても後の祭りですので、軽い感じで説明をするだけに止めます。

よほどのことがない限り、紹介してくれた先生の顔は立てます。

自分が仕事を紹介して貰っても出来ないときは、他の税理士さんにお願いするのですが、

このような理由から通常の場合よりもお願いする税理士さんの選定は気を使います。

正論を言うことが正しいわけでは無いと思う今日この頃です。

ではまた。

旅行道具

こんにちは。

コロナ禍で減っていますが、自分は旅行や出張で出掛けることが結構あったので、旅行道具はまとめてあって、それを持って行けば何とかなるようにしています。旅行の準備も10分程度で終わります。


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たしか無印で買った化粧品入れです。


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どうでも良いですが青いペンケースは大原簿記の何かの科目(覚えてない)で最後に貰ったものだったと思います。

中身は、

・充電器類

・携帯用Wi-Fiルーター一式

・メガネ

・使い捨てコンタクト

・耳栓

・爪切り

・頭痛・胃薬等少々

・櫛

・綿棒

・テープ(ホテルは乾燥してて喉が痛くなるので口をとめる)

・制汗スプレー

等が入っていて、これに毎日使っている電気髭剃りとコンタクトの洗浄液を持って行くだけにしています。モバイルバッテリーは空港の受託荷物ではじかれるので入れていません。また、小型の髭剃りを持っていたのですが剃り味が悪いので普段のものを持っていくようにしました。

その他、持って行くと便利なものは、

タブレット

・イヤホン(機内や電車内で使う)

・枕があわないと解っているときは膨らむ枕

などです。

あると便利なものを教えて頂ければ幸いです。

ではまた。

 

 

しぇふ

こんにちは。

以前、パティシエの方が「お菓子を作るのは簡単でマニュアルのとおりにやれば皆それなりに美味しいものができる。料理は鍋の振り方で味が変わるから難しい。」と仰っていました。

税理士事務所ってレストランと似ていると前から思っていて、料理を作るのにも、お客さんの味の好みを把握し、素材の下ごしらえ、ソース作り、調理、盛り付け、料理の説明、その他掃除や請求などやることがあります。1人でやっている方は全部自分でやるのでしょうし、ある程度の人数になると分業することが多いと思います。

税理士事務所も、お客さんの概況の把握、書類を預かって入力、決算書の作成、意向の確認、申告書の作成、説明・相談、その他雑務、、、と業務があります。税理士事務所の場合、担当者が各々のお客さんの業務を全てやることもあるでしょうし、うちのような零細事務所はレストランと同じように分業で行います。下ごしらえを待っている間は自分は比較的手が空いています。昔は下ごしらえを手伝っていたのですが、従業員の教育上手伝うのはあまり為にならないので最近は我慢して待っています。従業員が下ごしらえしたほうが丁寧なものができるというのもあります(笑)。

職員を採用採用する際に、未経験者ほど「自分も鍋が振れるようになるだろう」と考えていると思います。しかし、うちの事務所で鍋が振れるようになった方はいませんし、下ごしらえすらまともにできる人のほうが少ないです。(お前の教え方が悪いという意見は無視します。)こちらも把握・考慮しなければならないのは、各々がどこまでやりたいのかという事です。こちらは漠然と、鍋を振ってそれなりの対価を得たいのだろうと考えてしまいがちですが、当人は下ごしらえだけで十分、むしろ掃除だけしていたいという人もいるからです。最低限やってほしい仕事はありますが、ある程度できるようになったからといって本人が臨んでいる以上のことを要求すると負担に感じる人もいるのを忘れてはいけません。

税理士業務はAIに取って代わられると言われていますが、AIが担当するのは下ごしらえの部分がメインになると思います。もちろん優秀なシェフがいれば下ごしらえから鍋振りまでAIにやってもらって、各工程で確認をすれば良いのですが、現実ではある程度見てくれの良い料理ができるだけで、食べてみたら・・・という料理が完成すると思います。先日もIT関係の会議で言ったのですが、自分は新しい技術やガジェットは好きですが、それを万人に勧めたいわけではありません。技術を使うのは人なので、新しいものを使っているから便利になるわけでもないし、各人が好きにすればいいと思うのです。

ではまた。

 

 

自由業

こんにちは。

著名な先生の研修を聞いていたら、

「我々はやりたくない仕事はやらなくて良いんですよ。自由業なんだから。」

「平日休んでゴルフ行くのが自由業じゃないんです。」

と、仰っていて苦笑い。

前段の部分は昔勤務していた所長も言っていて、そんなもんかなーくらいに思っていましたが、自分が登録したときに他士業のベテラン先生が、「士業は仕事を断ったらいけない。困っている相談者を助けてあげないといけない。」という趣旨の話をしていて、それが心の隅にひっかかっていたんだと思います。断られることはあっても断ることはしませんでした。

しかし、過度に節税指向な方、期日までに資料を頂けない方、業務量の割に報酬が少ない方がいるのは自分だけではなく事務所全体にとって負担になります。あるときに長い付き合いがある方から過度な節税処理を要求されて、うちではその処理はできないと断ったことがあり、その時に寂しいよりもスッキリした気持ちのほうが大きくて、冒頭の言葉を思い出しました。それ以降仕事をセーブするようになって現在に至ります。

3月決算の不明事項の返事を待ちながら考えていた今日この頃です。

ではまた。

無料相談は無料じゃない

こんにちは。

news.yahoo.co.jp

無料食堂で経済的に困窮していなさそうなひとが大量注文をしているというニュースです。

自分たちも確定申告期に「無料相談」を行います。相談者は原則無料ですが我々には謝金が支払われます。と言っても繁忙期に一日拘束される割には・・・という金額である事が多いので、ボランティアと思って担当している税理士が多いと思います。

それ以外に自分は社会貢献の一環として、「初回の相談無料」で最近までやっていたのですが、上記のニュースではありませんが、

・名前を名乗らない 

・時間外に連絡してくる

・メールで何度も聞いてくる

・具体的な計算を求める 等

非常識な方が一定数いて疲れるのでやめました。昔あったダイヤルQ2のように「〇秒ごとに10円の料金が掛かります」と流れるようにすれば良いのかもしれませんけど(笑)。 無料食堂の店主さんはそれでも続けるようで頭が下がります。

ではまた。

進捗管理

こんにちは。

先日のブログでSlackを使ってみたと書きましたが、連絡用に使う分には問題無いのですが、進捗管理やTODOが弱いようで、結局以下の方法に落ち着きました。

 

① 資料を受け取ったらホワイトボードに付箋を貼ります。
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② LINEWORKSのタスク欄に転記して割り振ります。


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③ タスクが完了したらGoogleスプレッドシートに転記
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これで現在+過去の進捗状況が把握できるようになりました。

この手のツールは普段使う物に紐付けないと忘れてしまうので難しいですね。

何か良い方法があれば教えてください。

 

ではまた。

若手と会務

こんにちは。

業界に魅力がないからか、税理士試験の受験者数が減っています。

【令和2年度(2020年度)税理士試験結果速報】コロナウイルスの影響も合格者数は昨年から微増の5,402人!|令和2年度税理士試験合格発表後の考察|業界情報|税理士・科目合格者の転職・求人なら【マイナビ税理士】

 

税理士の登録者自体は微増。

税理士制度|国税庁

税務署を退官?して登録する方が多いので、試験組が減るということは若手の割合が減っているということだと思います。(登録して20年近く経つ自分がいまだに平均年齢を下げている業界なので何歳まで若手なのかというのはありますが。)

それに関連して、会務のなり手も減っています。これは税理士業界に限った話ではなく、行政書士会や司法書士会も同じような感じだと聞いています。対応を間違えて会がおかしくなってしまった業界の話も知っています。

自分もそうでしたが、所謂若手がなぜ会務をやりたくないか、こんな理由ではないでしょうか?

①(仕事に限らず)自分の時間が取られる

② 会務をしても儲からない

③ 理不尽に文句を言われる

④ 年寄りの面倒をみたくない

⑤ なんか面倒くさそう

 

自分なりの感想は、

① その通り。でも家でゴロゴロしているなら会務してても良いかなと。

② その人が儲からないのと会務は無関係。お前が言うなと言われそうですが、自分は本業で儲けようと思ったことはありません。もちろんタダでは仕事しませんけど。

③ その通り。

④ わからないではない。けれども自分は先輩から誘われると嬉しいと思うので割と平気。

⑤ 結局コレかなぁと。

一度やって断るのとやったことがないのに断るのじゃ雲泥の差があって、会務はやらない人も仲間内の飲み会は参加してたりするので結局士業も横の繋がりだと思うのです。自分のお客さんで一番報酬をくださっているところも他士業の先生からの紹介ですし、自分ができない仕事は他の税理士さんにお願いしたりします。周りの方のお陰で20年もやってこられたので、会務も頼まれたら断りづらいんですよね。

 

外から見て業界に魅力を感じないというのは現在登録している自分たちの責任でもあります。「登録すれば儲かりそう」という動機で税理士になっても儲からない、それどころか地味な仕事だというのが知れ渡っただけな気もしますが・・・。なんにしても若い人が入ってこないと業界に未来がないと思う次第です。

 

なんかまとまりませんが、ではまた。