こんにちは。
更新が大分空いてしまいましたが相変わらずボチボチとやっています。
経営分析というと会計事務所の重要な仕事のひとつだと思いますが、
以前勤めていたとき、所長から「お客さんと世間話するのが経営分析だよ」と、言われた事があります。
その当時は、いい加減な事言ってるなぁと思いましたが、
この業界に入って15年も経つと当時の所長の言葉が正しいのが解ります。
経営分析というと、
●●率が△△%以下であることが望ましい。
と、いうような数値的な指標を思い浮かべるかもしれませんが、
中小企業の分析するのにはあまり意味がありません。
もちろん知っていて悪い事はありません。
特に金融機関と交渉する際には、銀行員はそれらの勉強をしている方が多いですから、
銀行員の言っていることが理解しやすくなるとは思います。
ただ、中小の社長の多くが知りたいのは、そんな数値よりも
どうすればキャッシュフローが良くなるか。
どうすれば手元に多くお金を残せるか。
だと思います。
もの凄く簡単な例をあげると、
いつもお金が無いお金が無いとやり繰りに苦慮している会社の問題が、
売掛金の入金日と買掛金の支払日を変更しただけで、解決する事があります。
もちろんお勉強の経営分析の項目でも、
売上(売掛)債権回転期間などと名前が付いていますが、
そんなのはイチイチ勉強しなくても感覚でわからないといけないことだと思います。
それが度々書く、自営業気質とサラリーマン気質の違いなんですが、
http://d.hatena.ne.jp/office-n/20121112/p1
自営業の人は仕事をしてもお金を貰える保証がないとか、
来月も決まったお金が入るかわからないとかありますが、
勤め人の方の多くは、よほどの事が無い限り給料は決まった日に支払われます。
ですのでサラリーマン気質の人が自営業気質の人にアドバイスをしても、
自営業者の漠然とした不安をくみ取れないことがあります。(これは善し悪しですが)
これに加えて最近よく感じるのは時間に対する感覚の違い。
・・・・・・・・・・・。
だんだんと愚痴っぽくなるのでこの辺にしときます。
ではまた。