税理士さんの税金とあまり関係のないブログ2.0

千葉県成田市で税理士をしています。「和して同ぜず」がもっとーです。口癖は「しょーがないよね。」HP http://www.office-nemoto.jp/ ※2009年以前の記事は消してしまいました。

自動仕訳サービス

こんにちは。

 

うちの事務所ではエプソンJDLを入れているのですが、

最近、どちらの会社も自動仕訳サービスに力を入れだしました。

簡単に書くと、ネットバンク等の口座を専用のサイトに登録して、そこからデータを読み込み読み込んだデータを元にある程度学習して仕訳を作成してくれるというものです。

エプソンの自動仕訳サービスを1年ほど使ってみた感想は、

自経化している会社は良いけどお客さんの会社を記帳代行するのでは使えない。

という感じです(現状)。

 

一番の問題点は登録しているサイトでネットバンク等のデータを自動で読み込んでくれないことです。銀行のネットバンクもカード会社のWebサービスもログイン方法が違うのでやむを得ないとは思いますが、読み込めないたびにお客さんに手動で設定してもらうことになります。

仕訳の学習機能も便利なのですが、イレギュラーな取引が発生するとそれも学習してしまうため、それ以降イレギュラーな仕訳になってしまいます。学習する個所も曖昧で、例えば個人事業主が家族カードを使っている場合、摘要が

「電車代 ***1(カード番号末尾) 夫」→交通費

「電車代 ***2 妻」→事業主貸

という取引だと、現状は赤字の部分は判定しないようで、どちらも最初に登録した仕訳を引きずってしまい、最悪間違えたまま気付かないことがあります。

この辺りは今後進化していくとは思いますが、最終的には人間の目で確認しないと、B/S(の一部の残高)が合って他はぐちゃぐちゃな決算書が簡単にできてしまうと思います。

 

ではまた。