税理士さんの税金とあまり関係のないブログ2.0

千葉県成田市で税理士をしています。「和して同ぜず」がもっとーです。口癖は「しょーがないよね。」HP http://www.office-nemoto.jp/ ※2009年以前の記事は消してしまいました。

振込手数料と販売手数料

こんにちは。
今回は(も)、個人的な見解でお話します。
売上や売掛金等を入金される時に、
金融機関に対する振込手数料分を差し引かれて差額を貰うことが良くあります。
このような場合、『実務上は』入金した金額だけを売上と処理しても特に問題はありません。
(処理によっては課税売上の判定や、簿記や会計上は問題はあります。)
それは、金額の重要性が乏しいこと、損益に影響のない事が理由となります。


同じような物に、委託販売等の販売手数料や送料等の立替金が、
売上等から差し引かれて入金することがあります。
これらも上記と同様に差額だけ売上に計上して良いかというと、
それはあまりよろしくないと考えます。
確かに損益には影響はありませんが、販売手数料等は重要性が乏しいとは言えないので、
両建てで処理すべきだと思います。


まぁ、差引きで売上計上しても消費税等の課税売上の判定に影響がなければ、
税務調査があっても指摘はされないでしょうが、
記帳の処理が面倒でも、そこは譲れないと思ったので書いてみました。