税理士さんの税金とあまり関係のないブログ2.0

千葉県成田市で税理士をしています。「和して同ぜず」がもっとーです。口癖は「しょーがないよね。」HP http://www.office-nemoto.jp/ ※2009年以前の記事は消してしまいました。

専門職

こんにちは。
先日のブログで、会計事務所の仕事のうち記帳代行業務は機械に替わっていくかもね。
という趣旨のことを書きました。
ただ、領収書や通帳をスキャンして記帳するのはかえって時間がかかるので、意味が無いと思うと。

記帳代行にも色々なレベルがあって、税理士事務所が行う記帳代行業務は「正しい帳簿を作ること」だと思います。
例えば、新入社員に教える場合、お客さんから預かった書類をそのまま記帳するのが第一段階で、
お客さんの間違いを直しながら記帳するのがその次の段階です。
さらに各税法等も考慮し、お客さんの経営に役立つアドバイスが出来てようやく一人前だと思います。

この業界に入って20年くらい経ち、色々な人を見ていますが、
第一段階の「お客さんから預かった書類をそのまま記帳する」というのが出来ない人がわりと多いのです。
わざわざ間違えた帳簿を作ってしまう(笑)
嫌な言い方ですが、こちらからすると何故そんな間違いをするのか理解できません。
間違えている方の能力が低いかというと、決してそんなことはありません。
単に向き不向きなんだろうと思います。

そこで、上記のスキャンサービスなどは読み込ませる時間がかかるけど、
ある程度はソフトが判断するので誰がやっても間違いが減る仕組みなのかなと思った今日この頃です。

以前、パティシエの方が「料理は鍋の振り方で味が変わるけど、お菓子はレシピどおりに作れば素人でもプロと同じものが作れるんですよ。」とおっしゃってました。
ですが私がレシピどおりに作ってもお店と同じものは作れません。
個人的には簡単だと思っていますが、会計事務所の記帳代行も専門的なものでなければならないし、より対外的にアピールしなければなりませんね。

ではまた。