税理士さんの税金とあまり関係のないブログ2.0

千葉県成田市で税理士をしています。「和して同ぜず」がもっとーです。口癖は「しょーがないよね。」HP http://www.office-nemoto.jp/ ※2009年以前の記事は消してしまいました。

月々たった●●円とキャッシュフロー

こんばんは。
事業を営んで行くには、損益はもちろん資金繰り(キャッシュフロー)も重要です。
もの凄くざっくりと書くと、
売上げの入金は早く貰って、仕入れの支払いは遅く払えばそれだけ資金繰りが楽になります。
物を買うときは可能な限り分割払いにして支払いを遅らせれば、
それだけその物が売上げに貢献する期間と対応させることができます。
ただし、「利息を考慮しなければ」です。
住宅ローンが分かり易いですが、2,000万円の住宅を買うのに全額ローンを組んだとして、
2,000万円を30年くらいのローンで組んだ場合、
今時の普通の金利で、利息だけで1,000万円以上支払うことになるのはご存じのとおりで、
3,000万円/30年/12ヶ月 = 約8万円/月となり、
「月々たった8万円で家が買える」
となるのですが、手持ちの現金で家を買う人との支払額は1,000万円も差が出てきます。


ですが、事業を営んでいる以上、例えその資産を買えるだけのお金を持っていても、
あえてローンを組む必要も出てきますので、その辺は難しい所です。
最近では、普通預金の残高があればその分のローンの金利を免除するという預金変動型の住宅ローンもあります。
少し前に、銀行員の先輩と、サラリーマンの先輩と私の3人で、その話をしていたのですが、
「あのローンは自営業には良い制度ですよね」という私と銀行員の先輩と
「お金があるなら返してしまえば良いじゃん。」というサラリーマンの先輩の意見が平行線で面白かったです。


さて、今日はなんでこんな事を書いているかというと、
話はさかのぼって、昨日、いままで数回電話があったコピーのリースの営業さんから電話があり、
コピー機をどうしても捌きたいからリースしてくれとのことでした。
私としては多少の不便な点はあるものの、まだ残債が25回/60回残っていたので、
「残債も乗っけて支払いが今と同じくらいになるなら考えますよ。」
と、言ってみました。
営業さんは「できる限り協力します。話を一度聞いて下さい。」
と言うので会うことにしました。


会って話を聞くと、「今お支払いの金額に+1,500円で行けます。」とのこと。
『1,500円×60=90,000円で新しくなるなら どーしよーかなー。でも必要ないしなー。』
などと考えながら話を聞いていくと、なにやら所々金額が食い違ってきました。
「???」と思って聞いてみると、
営業さんは「月々の支払額」が変らないように72回払いで考えてきていました。
私が支払額と言ったのは支払い総額のことです。
12回分多く払う気はさらさら無かったし、税理士相手に月々の支払額で誤魔化して提案するとはなめてんのか?
と思ってお引き取り願・・・・・・・・・おうとしたのですが…。
まぁ、言うだけ言ってみるもんですね。
リースを考えている方は今の時期がチャンスですよ。
前回の契約も、営業さんから「値段は口外しないで下さい」と言われたのですが、
契約書を見てみたらこの時期でした。


【5/26追記
嫌な予感をする時はそれにしたがったほうが良かったようで、
前のコピーの販売店から途中解約の違約金の請求が来ました。約20万円。
解約の手続きを↑の新しい販売店の営業さんにお願いしたんですが、
旧販売店では「手続きがされてない」、
新販売店では「手続きをしました」。
平行線なので直接話し合ってもらうようにしました。
してないとなったらどうなるんでしょう???