税理士さんの税金とあまり関係のないブログ2.0

千葉県成田市で税理士をしています。「和して同ぜず」がもっとーです。口癖は「しょーがないよね。」HP http://www.office-nemoto.jp/ ※2009年以前の記事は消してしまいました。

世間話と守秘義務

こんばんは。

自分が働き始めた頃は、「タクシーの車内と保険のおばちゃんの前ではお客さんの話はするな。」と言われました。最近では保険の外交員の方もコンプライアンスが厳しいので、少なくとも税理士事務所に出入りする方は大丈夫な気がします。

 

最近、お付き合いでゴルフをするのですが、ゴルフも案外注意が必要です。

例えば、お客さんA+お客さんの知り合いの社長B+私、で回っているとして、

Bさんが、私の別のお客さんCと友達だったとして、

私がCさんを知っている旨を伝えて、BさんがCさんの個人的な話をしたとすると、

AさんにもCさんの個人情報が知られてしまうし、

あとでBさんがCさんに「オタクの税理士とこんな話をしたよ。」と言われても困ります。

こういう場合こちらが守秘義務に気を使って何も話していなくても関係ありません。

 

黙っているに越したことはないですね。

 

ではまた。

 

高齢者と自動ブレーキ

こんにちは。

最近、高齢者の自動車事故が話題になっています。

自分の親もその世代なので、タクシーでも使って欲しいのですが、

田舎なので都会ほど簡単に手放せません。

 

 

自分の親も自動ブレーキ付きの車に換えたようですが、

自動ブレーキと言ってもメーカーや車種によって機能が異なるので実際に乗ってみないと感じがつかめません。

営業マンは他社のことは解らないので、売っている車を薦めますがイマイチのことも多いです。

自分は3年前、初めてミリ波レーダーが付いた車(全車速追従)に乗って、次にツーリングアシストのアイサイトが付いた車に乗りました。高速は勿論、渋滞でも前の車に付いていくので便利です。

事務所の供用車は6年経つので自動ブレーキ等は付いていないので、事務所の車に乗ってても勝手に止まるような気になることがあって、危ないので奮発して買換えることにしました。勿論、自動ブレーキや追従機能が付いているのですが、試乗してみると30キロ以下になると機能が切れるので使い勝手がよろしくありません。調べてみると低速でも機能するほうが少数のようでした。

当たり前ですが、万が一の時の保険程度に考えないといけませんね。

 

ではまた。

男と給料と底上げと

こんばんは。

 

大体同じレベルの人間が結婚すると考えていて、

傍からみると夫婦は同レベルではないかと思うのです。

なのでパートナーの愚痴を聞くと、「選んだのは自分でしょ。」と、思ったり思わなかったり。

 

22才で入社した従業員ももう30才になってしまい、

最近では結婚の話題もはばかられるようになってきました。

昔、彼氏の愚痴を聞いたときに、上記のようなことを話したら嫌な顔をしていました。

 

話は変わり、うちの事務所では3ヶ月に1度簡単な面談をしていて、

それによって昇給したりしなかったりしているのですが、

入社当時「これくらいの仕事内容ならこの金額が限度だね。」という金額に近づいてきてしまいました。

先日、話をしてこれ以上昇給するならもっとレベルが高い仕事をしないとね、という事を言ったら、

昔、彼氏の愚痴を言ったときにした話を覚えていたようで、

「結局自分のレベルが上がらないと、いい男も給料も手に入らないんですよね。」

と、ボソリ。

 

面白かったので書いてみました。

ではまた。

 

 

ちなみに。

従業員がどれくらいのレベルか知るには従業員から質問の内容を聞けば大体解ると思います。

 

OB会と若者

こんにちは。

高校やら大学の同窓会に一度も出たことがありません。

OB会には参加しますが、構成員は仕事をリタイヤした層がメインで、

どこで聞いても「若手が入会しない」というのが悩みのようです。

考えてみると当たり前で、自分の親より上のオジサマ方とお酒を飲んでも楽しくない若者のほうが多いと思います。

挙句に先輩風を吹かせようもんならマイナスの評価にしかなりません。

今日も大学のOB会の青年部のようなものに出席したのですが、

若い人は議員さんやそれに近い人しかいません。

OB会=票田でしかないのは何とも。

 

私が参加しているOB会で唯一苦じゃないのは高校の税理士の集まりです。

なぜなら一番の年長者が日程調整からお店の予約までしてくれます。

下っ端の我々は行って飲むだけ。

せいぜいお会計と帰りの足の手配くらいです。

 

OB会も若者を増やしたいなら、自分の仕事を減らすために若者を勧誘するのではなく、

参加した若者が楽しいようにしなければならないのではないかと思うのです。

個人的には年長者の話を聞くのは好きなので、

このような集まりは嫌いではありません。

 

ではまた。

 

最低賃金と働き方レボリューション

こんにちは。

最低賃金が年々上がって、現在千葉県は895円です。

実際は895円じゃ応募者が集まらないので、うちの事務所では1,000円で出しています。

最低賃金が年々上がると何が困るって少し前に入社した人と均衡がとれなくなることです。

例えば、前年に950円で募集していて1年経ったから50円上げても、今年の新入社員と同じになってしまいます。

 

従業員の給料の問題は経営者の方の大きな悩みの一つです。

入社数年間は一律で昇給していくという会社があったのですが、一生懸命働いている社員が周りの怠けている社員と同じ昇給というのが嫌でやめてしまったことがありました。

 

自分の経験上、税理士事務所も未経験者は最低でも2年は戦力にならないと思っています。同じ会社を処理するのにも新人とベテランでは単純なスピード比較で3倍くらいの差はあります。整合性まで考えるとその差はさらに広がります。ではベテランが時給3,000円で働いているかというと流石にそこまでの給料は払えません。

新人も中堅もベテランも気持ちよく働いてもらうには、環境ややりがいなど、給料以外の要素も大きいと思っています。

 

働き方改革とやらで残業が制限される予定です。

うちの事務所は勤務時間が9時~17時でカレンダーの色が付いた日は休みで、一日7時間を超えた分と休日出勤はタイムカードどおりに割増賃金を払っています。残業が制限されると職員の収入は下がるので「働き方改革(を)改革して欲しい。働き方レボリューション。」と言っていますが来年からどうなるのやら。

 

ではまた。

 

金持ちとケチ

こんにちは。

雑誌などで「年収1,000万円」とあると高所得の富裕層というイメージなんでしょうが、

この仕事をしていると年収1,000万円の方はそこら中にいます。

うちも法人ではないという理由で求人が集まらなかったりしますが、

 

 

https://www.nta.go.jp/publication/statistics/kokuzeicho/minkan1997/menu/07.htm

大企業に勤めている方からすれば、従業員数10人未満の事業所なんて零細企業なんでしょうが、

その規模の事業所の年収800万超の人が9.9%なので、全体と大差がない気がします。

中小の経営者がサラリーマンと違うのは、様々な事情で給料を上げていたりするので、

入ってきた給料をそのまま自由に使えるわけではないことです。

 

ある程度、収入や財産がある人がお金を出さなかったりすると「アイツは金持ちのくせにケチだ」と言われたりしますが、納得しないことにお金を払わないのは資産家だろうとそうじゃなかろうと同じです。

少し前の話ですが、とて~も稼いでいる社長さんが電話で部下の方を叱っていました。その理由が1mくらいのケーブルをゴミに捨ててたとかそんなことだったと思います。隣で聞いていて、正直「細かいなぁ(笑)」と思っていたのですが、電話を切って理由を話してくれました。

「ひとつの仕事で1m捨てるならまだ解らなくも無いんですけど、ケーブルを切る度に1m捨ててたら? 5m必要なのに6m切って1m捨ててたら? 1m必要なところ2m切って半分捨ててたら? アイツはベテランで指導する立場だから細かいことで怒りましたけど、全社員がやってたらって考えると馬鹿にならないんですよ。」

そんな感じだったと思います。

確かに儲かっていてお金が余っている会社ほど原価管理はしっかりと自社で把握していることが多いです。売上の割にお金が無い会社ほど無駄も多い。

3月決算のお返事が来ないのでブログを書いてみました。

ではまた。

 

見積もりと熟練度

こんにちは。

自宅の敷地に法面(崖)があります。

大雨が降ると道路から水が流れ込んできて一部が崩れてしまってました。

購入したときからそんな状況で、元の持ち主さんは何もせず、

近所の人達が簡単な手入れをしてくれていたようでした。

土木のお客さんに幾らくらいで塀が建てられるか見積もると

「●●●万円(普通車1台くらい)あれば足りると思います。」

まぁ、放っておくわけにもいかないので、それくらいならとお願いしました。

途中から設計士さんが入って、工法やら必要な申請やらを調べてもらい、

元々、儲からないのと面倒くさいのやらで延び延びで、2年経ちました。

で、今年の年明けに「今度は逃げないで根本さん家やります!」と言われ、

「見積もりは△△万円(当初の見積もり+高級軽自動車)です。」

・・・・・・・・・・。

いや、そんな金ないし。

と、計画は振り出しに。

崩れた個所を直して、これ以上崩れないように最低限のことをしましょうと言うことになりました。

最低限のこととなると申請が不要で設計士さんの仕事がなくなるというので、

「今まで動いてくれた分を少し請求して良いですか?」と言われたので、

同じフリーランスとしては「当然してください」とお答えをしました。

で、提示された金額が少なすぎたので、多少気持ちを上乗せしました。

すると、頂けないこともあるのにありがとうございますと仰って頂きました。

 

建設業界では良くあることなのかもしれませんが、設計段階の見積もりは無料(と言っていいのか解りませんが)のことが多いと思います。

ハウスメーカーなどでも設計は無料のところが殆どです。

気に入らない所で家を建てるわけにもいかないのでやむを得ない部分もありますが、

そのハウスメーカーで建てなかった人の設計費は建てた人が負担することになります。

 

今回のうちの法面は設計士さんも手続関係であやふやな部分があったようでやむを得ない部分もないわけではありません。

我々も不慣れな仕事だと調べ事が多くなるので、割に合わないこともあります。

手間が掛かる割に効果があまりないこともあります。

単純な慣れた仕事だけしていれば効率が良いのかもしれませんが、

技術や経験があまり上がらないので、勉強と割り切ってたまに不案内なこともしています。

 

まとまりがないですが、ではまた。