こんにちは。
先日、不動産会社のお客さんが求人を出すというので、その相談をしていました。
話の中で、募集のエリアがとても狭いので理由を尋ねると、
「仕事柄、地名を言って周りがどんなところか解らないと厳しいんですよ。」
という回答でした。
確かに、同じ不動産屋さんでも成田と佐倉では客層が違うという話を聞きます。
これは少なからず税理士業務でも感じます。
通販で全国に商品を発送しているような業種なら別ですが、
地元の方々を相手に商売しているお客さんと話をするなら地元の事をよく知っているほうが話が弾むことが多いと思います。
私は大学に入ってから都内で10年ほど暮らして、武蔵野署管轄と渋谷署管轄で働いたのですが、
渋谷近辺のお客さんは地方から出てきた人が多いのですが、
武蔵野界隈のお客さんは古くからそこに住んでいる方が多く、
会話をしていて、その地域のことをよく知っていないと理解できないような内容が度々ありました。
私は武蔵野署管轄に住んでいたのですが、大学からしか居なかったので、地名や高校の話などをされてもピンときませんでした。
「息子は●●高校なんだよ(自慢話の類)。」
と、言われても良いか悪いか解らない。
金融機関の名前やその支店の大小が解らない、などなど。
余談ですが、一度地元を離れたほうが地元に対して愛着が出ると思います。
愛校心なども卒業してから出てくるのと似ている気がします。
現在仕事をしていて、特にエリアを限定して仕事をしているわけではありませんが、
同じ税務署の管轄でも、成田と佐倉、佐原、印西は感覚に微妙な違いを感じます。
自分のところで求人を出す際も、やはり成田に近い人から優先して採用してしまいます。
私が通勤時間は無駄という考えなのも大きいですが、
やはり地元特有の感覚がありますから、そこで生活している人のほうが話が早い気がするんですよね。
ではまた。