こんにちは。
税理士事務所はお客さんにとって身近な士業であることが多いので、入口段階で様々な相談をされます。
『法人の商号を変えたいんだけど・・・』→「他にも区分が同じことなら印紙代がかからないので同時にやったほうが良いですよ~詳しくは司法書士さんに~」
『農転したいんだけど・・・』『建設業の更新が・・・』→「手続はこんな流れですけど詳しくは行政書士さんに~」
『社会保険が~』→「こうだと思いますけど詳しくは社労士さんに~」
『親が介護受けることになりそうで・・・』→「世帯を分けておいたほうが良いかもしれませんね~詳しくは市役所に~」
門外漢なことはすぐに専門家に振ってしまいますが、取りあえず概要はお答えするようにしています。
肝心の税金の相談ですが、専門家であるが故に取りあえずアドバイスをしますが、実行されないものもあります。
例えば、相続税を安くしたいという相談で、「孫を養子にする」というのはポピュラーな回答ですが、様々な事情(心情)から実行されません。自分で言っててなんですが、自分でも実行しないような気もします。
同様に、手持ちの現金を保険に換えるというのも、当事者の心情的に実行されないことがあります。そういう場合は節税効果よりも受取人の指定のメリットを強調したりしますが・・・。
また、法人を設立したいという方の相談は、最近では法人成りしたほうが、税務(&社保)のデメリットが大きい場合もあるので、その旨をアドバイスしますが、設立したいという気持ちが強い場合は、余計なアドバイスだと思います。
結局、損得よりも相談者の気持ちのほうが強いので、やりたいようにやるのが良いのではと思うのです。
希にあとで文句言う人もいるので困りますが(笑)。
ではまた。